yiyin31405222’s diary

二万年後の銀河を考える。

ファウンデーションの夢 序 8 「第零の法則」

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「努力を惜しまないんだ。“天才は成すべきことを為し、秀才は為しうることを為す” しかしハリは自分のことを秀才にすぎないとしか言わない。」

 彼はハリのことを思い出して、目の前の盛んに喋るガールの話しを聞いていた。驚いた、彼は一万三千年二百年前の、私が企んだ歴史消失以前の知識を掘り起こせる感応力があったのだ!
 ウ~ム、今はまだ時期尚早だ!
 彼の能力と知識はいずれ応用することにしよう、そして彼の能力の起源であるニフ人たちの努力と能力を。
 彼らは地球の自然を完璧に移植してから、大学の図書館にへばりついて、まず地球時代の全知識を百科辞典として編纂した。
 それから独自の宗教を考案して、周囲の星ぼしを精神的に支配した。
 さらに貿易で威を振るった。そして科学で覇を顕にして、ついに軍事だ。
 ここまでだ、この段階は容認できん。

 今、この青年を、学会に行かせる訳にはいかない。数学の能力と少しの感応力を残して、あとは申し訳ないけど、消去だ!いずれ元の能力は潜在意識の復活によって、しかるべき時に利用させてもらう。その時まで、お預けしてもらう。

https://youtu.be/wjM_IvkS0TE

yatcha john s. 「 ダニールの第零の法則 」 『Foundation の夢』序 その4
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