yiyin31405222’s diary

二万年後の銀河を考える。

探索のはじまり

1第1話 探索のはじまり  ダニール・オリヴォーは、少しの微睡みの中で、古代地球のある哲学者の言葉を思い出していた。  盟友ジスカルドの感応能力を引き継ぎ、来たるべき停滞の暗黒時代において如何に人類を支えるか、今、宰相の立場から解放された身として、次の使命はわかっていた。  あの2万年前に地球で会ったイライジャ・ベイリーを思い出させるハリ・セルダンも老いつつある。  後継者が必要だ。  セルダンの世話はドースがする。今はイオス星での再生の後、陰ながらハリを世話するはずだ。  私は、あのイライジャのいた、まだその時残っていた海のなごりを目撃している。あのイライジャ・ベイリーとの交流によって一般 R にない人間的な感情とも言うべき感覚が身についている。良いとも悪とも言えないことはわかっているが。  あの海がある星を探そう。  あの海がある星にきっといるはずだ。  シンナックスには地球の太古にあったと言われてる海がある。シンナックス人は地球の海を再生したと言われてるからだ。 https://www.threads.net/@yatcha_john_sasame/post/Cx9d1SavgkU/?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==