yiyin31405222’s diary

二万年後の銀河を考える。

春でも夏でもない時の間(はざま)で

陽射しを避けて 迷い込んだ不思議な世界
一呼吸するだけで英気がよみがえる
その英気は過去へと誘い、そしてまだ見知らぬ未来を朧気ながらも写し出す

甘い微風に誘(いざなわ)れ 何かが声をかけたのだろうか
ハロー、と聴こえたよう
それとも木の葉が擦れる囁きか
どちらでもいい このまま夢うつつでも
峻烈な現実に戻ろうとも 英気に包まれた自分がいるだけ

春でもなく夏でもない季節のなかで
立ちすくむ自分がいる
どうせ時間がゆっくりと語りかけてくれる
今までもそうだった 焦ることはあるまいと
 
yatcha john s. 「春でも夏でもない時の狭間で」


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