yiyin31405222’s diary

二万年後の銀河を考える。

ファウンデーションの夢 10 「地平線が光ってる」

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「地平線が光っている。
 上空の方でも、放射能による発光現象が無数にくりかえされており、夜の星々を圧倒していた。地表付近では、ところどころ、高い放射能で空気がはじけそうな気配も感じられる。恐ろしいほどの高濃度になってる場所もある。」
 ダニールは、とうとう探索の最後に来たかった、来たくはなかった、星に到着した。
 「ニフの星も、ヘリコンも似てはいるが、問題がある。二万数年前にアマディロとマンダムスが仕掛けたとはいえ、ジスカルドと私の判断は正しかったのか?この有り様が混沌なのだ!ニフは一度、津波原子力施設が崩壊し、放射能が八方に散らばった。そのとき、時の政府、政治家は一切責任をとらなかった。オメガ教団の無差別殺戮事件の時もそうだ。事前に知ってても行動しなかった。ヘリコン人の故郷はもっと残虐だ。回りの国に容赦しない殺戮を引き起こしてる。ガイアの星は実現可能な理想だ。しかし、
 倫理性だ。鍵は倫理性だ!」
 それにしても、イライジャ!帰って来たぞ!心の友よ!

yatcha john s. 「来たかった、来たくはなかった」『ファウンデーションの夢』その6
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