yiyin31405222’s diary

二万年後の銀河を考える。

ミーターの大冒険 オーロラへ 6 「Taking off 追憶の鍵を開けて②」

6 「アルカディア、僕だって遠慮する場面ぐらいはわかってますって。」

 ミーター、なに独り言、いってるのよ!わたしよ!アルカディアじゃ、ありません、イルミナよ!あなた、もうボケが入ったんじゃないの!イオスの温泉浸かりすぎでね!ミーター、起きてください。またアルカディアの夢、見ていたんでしょう。フライト・プランを教えて。

 な~んだ、イルミナか。

「アンソーア。二人の人生って、第一ファウンデーションと第二ファウンデーションの確執を埋めるためだけの人生だったのかしら?二人の宿命だったのかしら?でもこれでよかったんですよね。二人頑張ったわ!ねえ、そうでしょう。」

 「そうだね、アルカディア、大変な人生だった。そのせいで僕はだいぶ歳より老けて見えるだろう。でももう解決した。ドースさんのお陰でね。人間型Rを何体か第二ファウンデーション員の替え玉にしてね。もう僕たちの役目は終わった。少しはくすぶっては行くだろうが。
 そして今、やっとこういう風に二人で会える。こんな星の下でね。」

 「これでセルダンプランは元通りになったのかしらね?
 ねえ、アンソーア、この銀河の下で二人だけで乾杯しましょうか?手に手をとって。
 あらっ、ミーターの姿が見えないわね、ミーター!」

 なんだ、イルミナか?行き先は決まってる。オーロラ!その前に、アルカディアと彼女のおばあさんベイタの思い出の星カルガンに行ってみる。それにミュールの謎解きは、またこの銀河の復興にも役立つに違いないからさ。

 な~んだ、はないでしょう。フライト・プランがなければ、何処にも行けないわよ!

 https://youtu.be/OuMakyoHBU8

yatcha john s. 『ミーターの大冒険』 オーロラへ 6 「Taking off  追憶の鍵を開けて②」
「」は、ミーターによるアルカディアとアンソーアの再開の追憶
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