yiyin31405222’s diary

二万年後の銀河を考える。

刻のないひととき

どんよりとした夕方の海浜公園

ホンノリと香る穏やかな潮風
合歓木の下の木造の小廊を踏みしめる
時が止まったような生老の因
深い草の間に間に見え隠れするような精霊の息遣い
今日もここに来られて良かった

ただただ何が幸せだって
思いもつかない

それだけを
遠い蝉の声が響いて教えてくれているみたい

暮れて行く
おそらく土曜日の
刻のないひととき

yatcha john s.  「刻のないひととき」
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