2021-01-01から1年間の記事一覧
1 君って、「帝国辞書編纂図書館」っていう名前じゃ呼びづらいけど、もっと簡単な名前にできないのか? そうですね。ミーター君。もうこの銀河に帝国なんて存在してないのに、自分でもおかしいと思っていたところなんですね。自分自身はターミナスの地下にい…
太陽よ晩秋の夕暮れだからって僕を眩しがらせても無駄だって僕は一応人生の科学者なんだからな季節の変わりようなんて百も承知さ気持ちは君より強いモチベーションもってるからね 太陽よ人生ももう終わりだなんて僕を寂しくさせようと企んでもなんとも思わな…
21 ミーター君。残念だが一時撤退だ。挽回する策が全部潰された。我が党は非合法にされ、旧党員も連行されると通報を受けた。これからイフニア行きの航宙船に密航する。イフニアで地下グループを組織する。今、コンパー君と連絡を取り合っていたところだ。コ…
「季節外れのバスが一台...」遅れて来たSNS利用者 もちろん僕のことだもちろんこれからもうなぎ登りに利用者は増加する でも若い賢者のユーチューバーは叫んでる「もちろん on line の社会は続くでも真のビジネスは off line on line はすでに行き詰まりt…
私の近所にある14500年前の縄文遺跡 ここは東京の北東約100キロです。茨城県ひたちなか市中根後野(うしろの)。遺跡から発掘された埋葬文化財は、近くの市の埋葬文化財センターに展示されています。 因みにこの埋蔵文化センターは、古墳時代最後期の「虎塚…
コナラの森のなかで 今日は海浜公園のなかの沢田湧水地の近くのコナラの森を探索しました。木陰のお守りは太陽の直射を防いでくれて、肌にほどよい風が林道を通り抜けておりました。 そこで、インスタ映えならぬ、「孫映え」(ひこばえ)という新しいことば…
紫の夜を越えて 虹色のスペクトルが赤で始まり、次に紫にシフトすることは科学的に知られている事実です。 そのため、銀河の端にあるターミナスが紫で象徴されているのも不思議ではありません。そして、『ファウンデーションの彼方』と『ファウンデーション…
あの頃はすべてにおいて冒険好きカントリー風の讃美歌をカーラジオでリズム刻んでフリーウェイ走らせれば窓とドアのないヒッピーがロック響かせて追い越していくOh!Sunshine in Blue Oh!Sunshine in Blue あの頃はすべてにおいて気取ってた突き抜ける青空…
そこに僕たちの青春があった 今大空を翔ぶ鳥たちが見えないのか群れをなして彼方に飛んで行く おおらかさが鳥たち或いは僕たちの命だった 開放された空間ただただ限りなくネットワークの行く末に夢見た だが今の孤独はなんなのかスマホの孤独 自分を見失った…
歌の文句のようには生きていないけど林を通りすぎる風も言っている 私も一人ぼっち少しのあいだでも友だちでいさせてくださいね 木漏れ日のあずまやであなたを見つけました 私も長い間この地上に暮らしています 皆さんが赤く染まったコキアにため息をついて…
「微細心理歴史学」と「証古学」 ② 私の『ファウンデーションの夢』の第7話に、ロボット・ダニール・オリヴォーが惑星シンナックスに、ハリ・セルダンの後継者を探すために、地球探索の旅の途中で立ち寄るエピソードがあります。ダニール・オリヴォーは、ク…
17「この本で私が述べることは真実であることには違わないが、もう一人の友人であるチャッター・ヒューミンそして最愛の私の妻、との関係については知らないことも多いし、述べられないこともあることを、読者には前もってお断りしておかなければならない。…
実はハマナスは太平洋側の南限は茨城県の鹿島です。 ここ海浜公園はその南限よりも北に位置しますが、薔薇の原種とされる8原種のうち3原種が自生しているのです。 以下、ハマナスについての「海浜公園」の看板広告を掲載いたします。 「日本におけるバラの…
単なる秋の夕の渡り廊下 直感とは生命体が本来的に固有にもつ無謬の選択に通じる機能 はたと迷う 右手を行けば瞑想の廻廊永劫回帰へ連れて行き自己を高揚させる 左手は先ほど来た道 こう言ったら三回は少なくとも回わらなくてはならない 選択力の乏しい自分…
大変久しぶりの海浜公園に来ています。おおぜいの来園者には、驚かされました。聞けば、コキアの色つく頃だとか。自分の趣味的に何ヵ国語を聞き分けられるか、という以上に、興味をそそられる声。「見て見て青空が青いよ。海浜公園って海の側なんだ!」苦笑…
秋空は懐かしさの重なりあいRaindrops の涙のあとこころを隅々まで洗い落としすっきり何もなかったように 秋晴れは優しさの重なりあい傷口にそっと包帯の上から口づけしてくれたあの頃のあの子のいとおしさその瞳は永遠の太陽の眼差し いつも学校からの帰り…
「ファウンデーションと帝国」(1952)と「1984年」(1949) ついこのあいだ、fb友のDan BreedenさんからSex Crimeという楽曲を紹介され、ちょっとだけ思い当たるところがありましたので、お伝えします。それは、ただ1984と連呼する衝撃的な歌なのですが。 …
朝焼けは秋の命の一刻天の起床も六時にありそれ聖定にして摂理にしてあれば 我が余命もその順行に従うこれに従がわざらん理由もあるなしか https://youtu.be/TWhbxU0hJYQ yatcha john s. 「 朝焼け」
20 ミーター君、ハニスさんの留守中、ごめん。ぜひ、ラベンダーの館に来たくてね。オリンサスさんのことは残念でした。それから、君をだいぶみくびっていたようで、あやまりたくってね。もう一つ、ターミナスにいる以上、アルカディアの面影に会いたくてね。…
4日5日の「陶酔」 甘く「気高い」記憶は「初恋」たちの秋の七夕 その色の彩は太陽の心 心の奥に潜む疼きを呼び覚ます ミクロの壁を超える相対性理論 360日間は「謙虚」にしっかりと仕舞われていても たとえ引かれても却って視野が広がり 360度見渡す限り そ…
16「敵を包囲したら必ず逃げ道を開いておかねばならない。窮地に追い込んだ敵に攻撃を仕掛けてはならない。」(『孫子』孫武著) 「リンジ・チェン。銀河帝国を支えてきたチェン家の棟梁にして、公安委員長官。チェン家の初代はリンタイ・チェン。彼は人類の共…
「秋にはコスモスがピッタリね」 海浜公園のもなかった昔の風の向こうの面影に見せてあげたい メキシコから翔んできた種は大西洋を越えて そしてスペインから遥かシルクロードの砂漠を旅して 東のはずれに到達しました そこからまた秋の色づくコキアを背景に…
15「もとはといえば熱処理人夫だったユーゴ・アマリル。その彼がハリを助ける心理歴史学の片腕になろうとは誰も予想できなかった。ハリは分身のように彼を溺愛した。ユーゴは55歳だった。その分身が私であった。」(『ハリ・セルダンの生涯』ガール・ドーニッ…
14「超・有機体を選んだ。一つの心と個性を全体が共有する...そしてやがて銀河にひしめくすべてを包含するギャラクシアになるだろう。」 ダニールは一人ごちして、紅皿の面影を夢想しようとしたとき、舷窓の北側からもと大海があったところから、輝く物体…
19 よくぞ来てくれました。かねてより、あなたにお会いしたいと思っていた矢先でした。 あなたや、ミーターというちょっとだけ例のチックタックより生意気な機械にとっても、オリンサスさんのことは、残念でした。 生意気なチックタックねえ!ミーターが聞い…
13「七重八重花は咲けども山吹の実(蓑)の一つだになきぞ悲しき」後捨遺集・中務卿兼明親王 レオナルド、東の一族だけ、「移り住んだ」となっているのが気がかりだ。 西には使われてない。 ごもっともです。 ダニール。 同じく、ナックによれば、地球破滅の前…
まだ朝の空気が僕を覆わない前に消えて行く淡い妖精 窓に震えて響く秋の気配何枚の枯れ葉を拾えばいいの 見間違いはないはず昨日のすれ違い 君の頬のいろはseptember 過ぎの遠い景色 霞が湖面を覆うただの遠い空の彼方 「窓を叩いたら何処へ」 「そのうちき…
ケネディのときは核戦争が始まれば世界の終わりだったそれでもどうにか回避したよ それでもつづく世界ははたして快適だったか それでもみんな朗らかに生きてきたもんだ 津波と放射線の悲惨を世界ゲームで薄めたのはだれだ それは世界の終わりだったけどやっ…
知らない素振りで唇たてるモカのコーヒーお気に入り海の青が瞳を照らし赤い口紅だけがやけに眩(まぶ)しい 僕もネプチューンになるしかないかな静かな海原切り裂いて海飛沫を起こし君の気持ちを揺り動す銀の波飛沫 ベースの唸り 心臓の脈動 センチメンタル…
10「地平線が光っている。 上空の方でも、放射能による発光現象が無数にくりかえされており、夜の星々を圧倒していた。地表付近では、ところどころ、高い放射能で空気がはじけそうな気配も感じられる。恐ろしいほどの高濃度になってる場所もある。」 ダニー…